僕は「年収1000万円超え」よりも「投資される側」になりたかった。

日記

僕は現在、FIRE・セミリタイアに向けて投資信託や個別株式などに「投資している」。

「自分が市場経済に投資をしている」

20代の頃は、例えばベンチャー起業をして「投資をされる側」になって、命を削るようなチャレンジをしたいと思っていた。

だがそんな思いとは裏腹に、僕はとても臆病で怠惰だ。結果として未だにベンチャー起業はしていない。

いつの間にか自分のエネルギーの向き先は「上場企業の中で昇進して、転職によって市場価値を上げること」になっていた。

ひとつの目標だった「年収1000万円を稼ぐこと」を達成したにも関わらず、結局無力感に苛まれている。

そんな気持ちを埋めたくて、稼いだお金を浪費させていた。だが何も満たされない。むしろ余計虚しさを感じた。

だから市場経済に投資することにした。

もし僕に野心やビジョンと忍耐力があれば、現在運用している資産は自分の事業に投資していたはずだ。投資される側になっていたはずだ。

20代は組織の中で自分の価値を高めることに奔走した。しかし、それが自分が本当にやりたかったことなのか。

資産レポートを確認しながらそんなことを考えてしまう。

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